教えて!大賀ちゃん! 日常点検って何するの?

エンジンルームの画像 教えて!大賀ちゃん!

日常点検に興味を持ってくれたんだ!
自分の車の状態を自分でも知るって、とっても大事なことだからね。

                    

プロに見て貰うところと、普段から自分で見るところがあるって聞いて、全然見てないなって心配になっちゃって。

そうだね。
うちでいつもしっかり見てるから今のところ心配なところはないけど、普段から気にしてみておいた方が良いところもあるし、定期点検だけじゃなく、日常点検も法律で定められた使用者の義務なんだよ。

えー、義務なんだ。全然知らなかった・・・。

免許を取るときに教習所で教えてもらわなかった?笑

貰った、かなあ? 忘れちゃった 笑

そうしたら、おさらいも兼ねて、説明するね。

はい、お願いします!

日常点検として見ることは、15項目あるんだよ。

えー、そんなに!?         
毎回そんなには見られないですよ~。

そうだよね 笑
マイカーなら毎回点検した方が良いところと、使用状況に応じて定期的に見た方が良いところがあるんだよ。
まず、15項目がどんなことかを説明するね。
国土交通省のHPにも、日常点検のチェックシートがあるから参考にすると良いよ。

エンジンルームを一緒に見て行こうか。

エンジンルーム内のそれぞれのパーツを説明している画像

①ブレーキ液の量

エンジンルーム内ブレーキオイルの画像

オイルの量が少ないとパッドが消耗してるサインなんだ。ブレーキが効かなくなるんだよ。

ブレーキタンクの適量ラインの画像

リザーバタンク内の残量が既定の範囲(上限ラインと下限ラインの間)にあるかを見るよ。
ブレーキパッドが減るとこのオイルがパットの中に入って行くから減ってくるんだ。

へえ・・・。たまには見た方が良さそうですね。

②クーラント液(冷却水)の量

エンジンルーム内のクーラント液(冷却水)の画像

クーラント(冷却水)は、エンジンを冷やすために重要な役割をしているんだ。エンジンを動かすと熱が発生するけど、クーラントが切れているとエンジン温度がどんどん上がって、オーバーヒートを起こすんだよ。

クーラントのリザーバタンクの画像

リザーバータンクには「MAX・MIN」と目盛りがついているから、その間に液面があればOKだよ。もし、MINの目盛りより液面が下にある場合には漏れている可能性があるから、点検する必要があるんだ。

③エンジン・オイルの量

エンジンルーム内の円jンオイルの画像

エンジンに付いているオイル・レベルゲージを抜き取って、付着しているオイルをふき取ってからもう一度ゲージをいっぱいに差し込んで、再度抜き取った時にオイル・レベルゲージに示された範囲内にあるかどうかを見るんだ。
その時に汚れ具合も見ると良いよ

④バッテリ液の量

エンジンルーム内のバッテリーの画像

黒い突起ごとに小部屋になっていて、小部屋全部にバッテリー液を補充するんだ。最近はメンテナンスフリーになっている物もあるんだけど、その場合は見れないんだ。

エンジンルーム内のバッテリータンクの画像。適量ラインを示している。

バッテリ液の量が既定の範囲(上限ラインと下限ラインの間)にあるかを、車両を揺らすなどして点検するんだよ。
古くなると、液が湯の花のように固まってくるんだ。
強力な酸なので触れないように気を付けてね。

⑤ウインド・ウォッシャー液の量

エンジンルーム内のウインドウォッシャー液タンクの画像

ウォッシャー液って、ぶっちゃけ水でも大丈夫だけど、寒いと水だけだと凍っちゃうんだよね。だから専用のウォッシャー液を入れた方が良いよ。

エンジンルーム内のウインドウォッシャー液タンクの拡大画像

ウォッシャー液ってあんまり使わないから忘れがちなんだけど、使いたいときに無いと困るから、1か月に1回とか、遠出する前には満タンにしておくと良いよ。

うちに来てくれていれば、定期点検とかオイル交換の時にも必ず見てるから、あまり気にしなくても良いけどね。

エンジンルームはここまでだよ

えー、まだ3分の1だ。    
大賀先生! 私、疲れました!笑

じゃあ、続きはまた次回にしようね。

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